不用品回収の費用相場は？業者選びのポイントと安くする方法
- TSUNAGU
- 3月24日
- 読了時間: 13分
▶︎1. 不用品回収業者の相場とは？
不用品回収を依頼する際、どのくらいの費用がかかるのか気になりますよね。業者によって料金体系は異なりますが、事前に相場を知っておくことで、適正価格で依頼しやすくなります。
不用品回収の料金は「基本料金」「回収料金」「追加料金」の3つの要素で構成されており、品目ごとやエリアによっても変動します。ここでは、料金の仕組みや具体的な相場、追加料金が発生するケースについて詳しく解説していきます。
1.1 不用品回収の基本料金の仕組み
不用品回収の料金は、「基本料金＋回収料金＋追加料金」の3つの要素で決まります。
業者ごとに料金設定は異なりますが、多くの不用品回収業者が採用している基本的な料金体系は以下のようになっています。
料金の種類 | 内容 | 目安の費用 | 備考 |
基本料金 | 出張費・運搬費など、回収にかかる固定費用 | 3,000円～5,000円 | 一部の業者は無料の場合もある |
回収料金 | 回収する不用品の種類・大きさ・量によって変動 | 品目ごとに異なる | 品目別料金制・積み放題プランがある |
追加料金 | 特殊作業や処分費用が別途かかる場合 | 1,000円～20,000円 | 作業内容によって異なる |
基本料金とは？
基本料金は、不用品回収業者が現地に訪問し、回収を行うための最低限の費用です。多くの業者では3,000円〜5,000円程度ですが、無料で出張してくれる業者もあります。
無料回収をうたう業者もありますが、中には不当に高額な処分費を請求するケースもあるため、慎重に選びましょう。
回収料金とは？
回収料金は、不用品の種類や大きさ、重量、数量によって変動します。たとえば、小型家電の回収費用は安いですが、大型家具や家電は高額になりがちです。また、業者によっては「単品ごとの料金制」と「トラック積み放題プラン」の2種類を用意している場合もあります。
追加料金とは？
追加料金は、特殊な作業が必要な場合に発生する費用です。例えば、以下のようなケースで追加料金が発生します。
搬出作業が困難な場合（階段のみ、エレベーターなしなど）
大型家具の解体が必要な場合
深夜・早朝の回収
処分が難しい特殊品目（ピアノ・金庫など）
1.2 料金相場はどのくらい？（品目別・エリア別）
不用品回収の相場は、品目ごとや地域によって異なります。まずは品目別の回収費用を見ていきましょう。
品目別の回収相場
不用品の種類 | 回収料金の目安 | 備考 |
小型家電（電子レンジ・炊飯器など） | 1,000円～3,000円 | まとめて依頼すると割安になることも |
大型家電（冷蔵庫・洗濯機など） | 4,000円～8,000円 | リサイクル料金が別途必要な場合あり |
ソファ・ベッド | 5,000円～10,000円 | サイズや素材によって変動 |
タンス・食器棚 | 3,000円～8,000円 | 解体が必要な場合、追加料金が発生 |
例えば、小型の家電は比較的安く回収できますが、大型の家具や家電は処分費用が高くなる傾向があります。冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品は、リサイクル料金が別途かかるため、事前に確認しておきましょう。
エリア別の回収相場
地域によっても回収費用に差があります。一般的に、都市部では競争が激しいため料金が比較的安く、地方では出張費がかかる分、やや高めになることが多いです。
エリア | 相場の傾向 |
都市部（東京・大阪など） | 料金が安め（業者が多いため） |
地方（郊外・離島など） | 出張費が高くなりがち |
地方では、業者の数が少なく出張費が高額になるケースがあるため、自治体の粗大ごみ回収と比較してコストを抑える工夫が必要です。
1.3 追加料金がかかるケースとは？
不用品回収を依頼するとき、基本料金＋回収料金の他に、追加料金が発生するケースがあります。事前に知っておくと、想定外の出費を防げますよ。
追加料金がかかる主なケース
追加料金の要因 | 目安の費用 | 備考 |
階段料金（エレベーターなしの建物） | 1,000円～3,000円 | 階数が増えるほど高くなる |
解体作業（大型家具を分解して運ぶ場合） | 2,000円～5,000円 | 家具の種類によって異なる |
深夜・早朝の回収 | 2,000円～5,000円 | 業者によって対応可否が異なる |
特殊処理が必要な不用品（ピアノ・金庫など） | 5,000円～20,000円 | 重量や大きさにより変動 |
たとえば、2階以上の建物でエレベーターがない場合や、解体が必要な家具を処分する場合、追加費用が発生することがあります。
不用品回収の料金は、「基本料金＋回収料金＋追加料金」の3つの要素で決まります。相場は不用品の種類や地域によって異なりますが、事前に相場を把握し、追加料金がかかるケースを知っておくことで、余計な出費を抑えることができます。
▶︎2. 不用品回収の料金が変わるポイント
不用品回収の料金は、業者ごとに異なりますが、実はある程度の共通点があります。回収する不用品の種類や量、回収方法、エリアなどによって料金が変わるため、これらのポイントを押さえておくと、よりお得に依頼しやすくなります。
2.1 回収する不用品の種類や量
不用品の種類や量によって、回収料金は大きく変わります。
回収料金の基準は「品目ごとの料金設定」と「トラック積み放題プラン」の2種類があります。
【品目ごとの料金設定】
品目ごとに料金が決まっている場合、小型家電は比較的安価で回収できる一方、大型家具や家電は高めの料金設定になっています。
不用品の種類 | 回収料金の目安 |
小型家電（電子レンジ・炊飯器など） | 1,000円～3,000円 |
大型家電（冷蔵庫・洗濯機など） | 4,000円～8,000円 |
ソファ・ベッド | 5,000円～10,000円 |
タンス・食器棚 | 3,000円～8,000円 |
一つひとつの料金が明確なので、回収品が少ない場合は品目ごとの料金設定のほうが安くなることが多いです。
【トラック積み放題プラン】
不用品の量が多い場合は、トラック積み放題プランを利用すると割安になることがあります。
トラックのサイズ | 料金の目安 | 目安の積載量 |
軽トラック | 10,000円～20,000円 | 押し入れ1つ分程度 |
2tトラック | 30,000円～50,000円 | 1R～1Kの荷物量 |
4tトラック | 80,000円～150,000円 | ファミリー向け |
このプランはまとめて大量に処分したい人におすすめです。ただし、トラックの積載量には限界があり、超過すると追加料金がかかることもあるので注意しましょう。
2.2 回収方法による違い（戸別回収・トラック積み放題など）
回収方法の違いによっても、料金が変わります。
主に以下の3つの方法があり、それぞれ特徴が異なります。
【不用品回収の主な方法】
回収方法 | 特徴 | 費用の目安 |
戸別回収 | 一つひとつの品目ごとに料金が決まる | 1,000円～10,000円（品目による） |
トラック積み放題 | 一定の料金で不用品をまとめて回収 | 10,000円～150,000円（トラックの大きさによる） |
自治体の回収 | 比較的安価だが予約が必要 | 500円～3,000円（品目による） |
戸別回収は、少量の不用品を処分したいときに便利ですが、大量にある場合はトラック積み放題のほうが割安になります。自治体の回収も選択肢の一つですが、回収できる品目が限られているため、事前の確認が必要です。
2.3 エリアによる料金差
不用品回収の料金は、エリアによっても違いがあります。
基本的に、都市部と地方では以下のような傾向があります。
エリア | 料金の傾向 |
都市部（東京・大阪など） | 業者が多いため、価格競争があり比較的安い |
地方（郊外・離島など） | 出張費がかかるため、やや高め |
都市部では業者間の競争が激しいため、価格が安く抑えられる傾向があります。一方で、地方では出張費や運搬費がかさむため、回収料金が高くなりがちです。
また、地域ごとに回収品目の処理方法や規制が異なるため、同じ品目でも料金が違うことがあります。そのため、エリアに合わせた業者選びも重要です。
不用品回収の料金は、不用品の種類や量、回収方法、エリアによって変わります。 少量なら品目ごとの料金設定、大量ならトラック積み放題が向いています。また、都市部と地方では料金差があるため、複数の業者を比較することが大切です。
▶︎3. 失敗しない不用品回収業者の選び方
不用品回収業者を選ぶ際、料金やサービスの質は業者によって大きく異なります。適当に選んでしまうと、高額な追加料金を請求されたり、回収後の対応が悪かったりすることも…。ここでは、失敗しないための業者選びのポイントを紹介します。
3.1 料金トラブルを避けるための注意点
不用品回収でよくあるのが、「思ったよりも料金が高かった」というトラブルです。 事前にしっかり確認しないと、見積もりと実際の請求額が大きく違うこともあります。
【料金トラブルの主な原因】
トラブルの原因 | 具体例 |
見積もりが不明瞭 | 最初の見積もりに含まれていなかった費用が追加される |
追加料金の発生 | 「搬出費」「解体費」などの追加料金を後から請求される |
「無料」と書いてあるのに実は有料 | 「基本料金無料」でも回収料金が高額なケース |
悪質業者による不当請求 | 作業後に法外な金額を請求される |
事前に料金の内訳を細かく確認し、追加料金がかかる条件を明確にしておくことが重要です。業者によっては、ホームページに「格安」や「無料」と書いてあっても、実際には高額な料金を請求するケースもあるので注意しましょう。
3.2 見積もりの比較が大切な理由
不用品回収を依頼する際は、必ず複数の業者から見積もりを取ることが大切です。
【見積もりを比較するメリット】
適正価格がわかる
業者によって料金設定が異なるため、比較することで相場を把握できる。
追加料金の有無が確認できる
どの業者が追加料金を取るのかを事前にチェックできる。
サービス内容の違いが見える
不用品の分別・搬出をどこまで手伝ってくれるかなど、サービスの違いを比較できる。
例えば、ある業者が「軽トラック積み放題10,000円」としていても、他の業者は「15,000円でも搬出作業込み」など、サービス内容に差があります。安さだけでなく、サービス内容や対応の良さも比較することがポイントです。
3.3 適正価格で依頼するコツ
不用品回収を適正な価格で依頼するには、いくつかのコツがあります。
【適正価格で依頼するためのポイント】
コツ | 詳細 |
相場を調べる | 事前に料金の相場をチェックし、極端に高い・安い業者を避ける |
複数の業者を比較 | 最低でも2～3社の見積もりを取る |
追加料金の有無を確認 | 階段料金や解体費用などが発生しないかを事前に確認 |
キャンペーンを活用 | 割引キャンペーンを行っている業者を選ぶとお得に利用できる |
また、自治体の粗大ごみ回収サービスと比較し、「自分で運べるものは自治体、不用品が多い場合は業者」というように使い分けるのも一つの方法です。
不用品回収業者を選ぶときは、料金トラブルを避けるために見積もりを細かくチェックし、複数の業者を比較することが大切です。 また、相場を把握し、口コミやキャンペーン情報も活用することで、よりお得に回収を依頼できますよ。
▶︎4. 不用品回収業者を安く利用する方法
不用品回収は、ちょっとした工夫で費用を抑えることができます。「業者に頼むと高いのでは？」と思う方もいるかもしれませんが、割引キャンペーンを活用したり、自治体の回収と組み合わせたりすることで、コストを抑えながらスムーズに処分できますよ。
ここでは、不用品回収を安くする具体的な方法を紹介します。
4.1 割引キャンペーンや無料回収を活用
不用品回収業者によっては、割引キャンペーンを実施していることがあります。 これを上手に活用すれば、通常より安く回収を依頼できますよ。
【主な割引キャンペーンの種類】
割引の種類 | 内容 | 割引額の目安 |
Web割引 | 公式サイトから申し込むと割引 | 500円～3,000円引き |
リピーター割引 | 2回目以降の利用で割引 | 500円～5,000円引き |
SNSフォロー割 | 業者のSNSをフォローすると割引 | 500円～1,000円引き |
期間限定キャンペーン | 季節ごとの特別割引 | 1,000円～5,000円引き |
また、「無料回収」を行っている業者もあるため、対象の品目がないかチェックしてみるといいでしょう。 例えば、リサイクルできる家電や金属製品（パソコン、電子レンジ、エアコンなど）は、無料回収の対象になりやすいです。
ただし、「無料」と宣伝していても、実際には運搬費や出張費がかかることもあるので、事前に確認するのが大事です。
4.2 自治体のサービスとの比較
自治体の粗大ごみ回収を利用すると、不用品回収業者よりも安く処分できる場合があります。 ただし、自治体の回収にはルールがあるので、業者との違いを知っておきましょう。
【自治体回収と業者回収の違い】
項目 | 自治体の回収 | 不用品回収業者 |
費用 | 比較的安い（数百円～） | 業者によって異なる |
回収スピード | 予約が必要（1～2週間後） | 即日・希望日時で対応 |
回収可能な品目 | 指定された品目のみ | ほぼすべての不用品 |
搬出作業 | 玄関先まで自分で運ぶ | スタッフが搬出まで対応 |
自治体の回収を利用すると、1点あたり500円～2,000円程度で処分できることが多いですが、予約が必要だったり、家の中からの搬出は自分でしないといけなかったりと、不便な点もあります。
一方で、業者に依頼すればすぐに回収してもらえるうえ、大型家具や家電もそのまま運び出してもらえるので、手間をかけずに処分したい場合に向いています。
「費用を抑えたいなら自治体、手間なくスムーズに処分したいなら業者」と使い分けるのがポイントです。
4.3 複数の不用品をまとめて依頼するメリット
不用品をまとめて処分すると、回収費用を抑えやすくなります。
回収業者の料金体系は、「品目ごとの料金」と「トラック積み放題プラン」の2種類があり、まとめて処分するならトラック積み放題プランのほうが割安になることが多いです。
【トラック積み放題の料金目安】
トラックのサイズ | 料金の目安 | 目安の積載量 |
軽トラック | 10,000円～20,000円 | 押し入れ1つ分程度 |
2tトラック | 30,000円～50,000円 | 1R～1Kの荷物量 |
4tトラック | 80,000円～150,000円 | ファミリー向け |
例えば、ソファ（5,000円）・洗濯機（8,000円）・タンス（6,000円）を個別に回収すると合計19,000円かかるところ、軽トラック積み放題なら15,000円で済むといったケースもあります。
また、「親族や友人と一緒に依頼する」という方法もおすすめです。例えば、実家の不用品と自分の不用品を一緒に回収してもらえば、トラックプランの料金をシェアできるので、コストを抑えられますよ。
不用品回収を安く済ませるには、割引キャンペーンの活用、自治体回収との併用、まとめて依頼することがポイントです。業者ごとの料金体系を比較し、自分に合った方法を選びましょう。
▶︎5. まとめ：不用品回収を業者へお得に依頼しよう
不用品回収を依頼する際、相場や料金の仕組みを知っておくことで、無駄な出費を防ぎながらスムーズに処分できます。
【この記事のポイント】
不用品回収の料金は「基本料金＋回収料金＋追加料金」で決まる
品目ごとの回収料金やトラック積み放題プランを確認することが大切。
料金が変わるポイントを把握する
不用品の種類や量、回収方法、エリアによって費用が変わるため、事前に見積もりを取るのがおすすめ。
失敗しない業者選びのコツ
料金トラブルを防ぐために、見積もりの比較や口コミチェックを忘れずに。
追加料金の有無を事前に確認し、納得できる業者を選ぶことが大切。
コストを抑える方法を活用する
割引キャンペーンや無料回収を活用すれば、お得に処分できる。
自治体の回収と業者のサービスをうまく使い分けることで、費用を最小限に抑えられる。
複数の不用品をまとめて依頼すると、トラック積み放題プランで安く処分できる場合がある。
不用品回収は、業者の選び方や依頼の仕方によって、費用を節約しながらスムーズに処分できるようになります。適正な価格で信頼できる業者を選び、納得のいく形で不用品を片付けましょう！
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